カレンダーの「玉」ってなに?知っておきたい印刷用語の豆知識
更新日:2025年11月9日 16:52

目次
カレンダーを作る現場や印刷会社の説明を聞いていると、「この玉を差し替えます」「玉デザインはどうしますか?」といった言葉を耳にすることがあります。
この“玉(たま)”って、一体なんのことかご存じですか?
「玉」とは、日付が印刷されたカレンダー本体のこと!
カレンダーでいう「玉」とは、日付が印刷されている部分のこと。
つまり、1月・2月・3月……と月ごとに並んだ“数字の入った紙”を指します。
たとえば卓上カレンダーなら、 ・日付が印刷された用紙 → 玉(たま) ・それを立てる台座やケース → 台紙(または台) と区別されているんです。
普段は意識しないかもしれませんが、カレンダーはこの2つの要素が組み合わさってできています。

「玉」はカレンダーの顔!
玉は、カレンダーの中でも“見た目と使い心地”を決める重要なパーツ。
フォントや配色、祝日のマーク、六曜(大安・仏滅など)の有無、さらには日曜始まり・月曜始まりといったレイアウトまで、玉のデザイン次第で印象が大きく変わります。
同じ台紙でも、玉のデザインを変えるだけでナチュラルにもビジネスライクにも印象を調整できるのです。
カレンダー玉の主な種類と意味

① 月表玉(げっぴょうだま)
最も一般的なタイプ。 1か月ごとに日付が配置されている「月めくりカレンダー」に使われます。 壁掛けカレンダーや卓上カレンダーの定番。
- 例:1月、2月、3月…と1枚ずつめくる形式
- 見やすく、予定を書き込みやすい
ポイント:企業ノベルティや家庭用カレンダーで最も多く採用されています。
② 年表玉(ねんぴょうだま)
1年間すべての月が1枚にまとまったタイプ。 コンパクトで見通しやすいのが特徴です。最も一般的なタイプ。
- 例:A3サイズで1月~12月までを一覧表示
- 壁に貼って「年間スケジュール」をひと目で把握できます
ポイント:事務所・工場・学校などでよく使われます。
③ 日めくり玉(ひめくりだま)
1日ごとにページをめくるタイプ。 365枚または366枚の紙で構成され、毎日違う言葉や写真を楽しめます。
- 格言・名言・ことわざ入りなども人気
- 神社・お寺・老舗企業の販促品として定番
ポイント:「毎日めくる楽しみ」があるカレンダー。
④ 週めくり玉(しゅうめくりだま)
1週間ごとにページをめくるタイプ。 スケジュール帳感覚で使えるのが特徴です。
- 卓上カレンダーやビジネス用に多い
- 1週間の予定をまとめて確認できる
ポイント:仕事の予定管理に最適。
⑤ フォーマット違いの玉(始まり方の違い)
カレンダーには、日曜始まり・月曜始まり・土曜始まりなど、「1週間の始まり」をどこに置くかによって異なる玉もあります。
- 日曜始まり:一般家庭向け(祝日と日曜が並ぶので見やすい)
- 月曜始まり:ビジネス向け(週単位での予定管理に便利)
ポイント:ターゲットに合わせて使い分けるのが◎。
⑥ 六曜入り・なしの玉
六曜(大安・仏滅など)が印刷されているかどうかも、玉のバリエーションのひとつ。
- 六曜あり:冠婚葬祭・日本的デザインに好まれる
- 六曜なし:ビジネス向け・シンプルデザインに多い
ポイント:ターゲット層に合わせて選ぶのがコツ。
⑦ デザイン玉(オリジナル玉)
写真・イラスト・ブランドカラーなどを組み合わせた、オリジナルデザインの玉もあります。
企業カレンダーやノベルティでは、社名や商品写真入りの玉を使用するケースも多いです。
| 種類 | 特徴 | 主な用途 |
|---|---|---|
| 月表玉 | 月ごとに1枚 | 一般的な壁掛け・卓上 |
| 年表玉 | 1年を1枚に | 事務所・向上など |
| 日めくり玉 | 1日ごとにめくる | 名言・格言・神社など |
| 週めくり玉 | 週単位で構成 | ビジネス・スケジュール管理 |
| 日曜始まり/月曜始まり | 週の構成が違う | 家庭/ビジネス向け |
| 六曜あり/なし | 和風・ビジネスで選択 | ターゲット別 |
| デザイン玉 | 写真・ブランド入り | オリジナル制作向け |
玉データ作成不要!社名・ロゴを入れるだけで完成

一から玉データを作成するのが難しい方もご安心ください。
ジャストカレンダーでは豊富な既製データをご用意しており、名入れ箇所に社名やロゴを加えるだけで、簡単にオリジナルカレンダーを制作いただけます。
まとめ
カレンダーの「玉」とは、日付が印刷された“用紙部分”のこと。
台紙やケースと組み合わせることで、ひとつのカレンダーが完成します。
もしオリジナルカレンダーを作るなら、「どんな玉を使うか」から考えてみるのもおすすめです。








