カタログダウンロード LINE友だち募集
ようこそ ゲスト

年・月・日にも干支がある?知っておきたい暦の豆知識

更新日:2025年8月18日 15:27

年・月・日にも干支がある?知っておきたい暦の豆知識

目次

干支とは

「干支(えと)」とは、古代中国に起源を持つ暦の考え方で、「十干(じっかん)」と「十二支(じゅうにし)」を組み合わせたものです。

日本では現在、十二支(子・丑・寅……)だけを「干支」と呼ぶことが多いですが、本来は「十干十二支」で60通りの組み合わせがある「干支」が正式な形です。

干支とは

十干とは

「十干(じっかん)」は、甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の10種類で構成され、古代の陰陽五行説に基づいて生まれました。

それぞれに「木火土金水」の五行と「陰陽」が割り当てられており、自然や人の性質を表す要素としても使われています。

十干は、昔の中国では等級や順番を示す記号としても利用されていました。

十干とは

十二支とは

「十二支(じゅうにし)」は、子(ね)・丑(うし)・寅(とら)・卯(う)・辰(たつ)・巳(み)・午(うま)・未(ひつじ)・申(さる)・酉(とり)・戌(いぬ)・亥(い)の12種類で、もともとは順序や方角、時刻を示す記号でした。

後にそれぞれに動物が当てはめられ、親しみやすくなったとされています。

日本では、干支といえばこの十二支の動物を指すことが一般的です。

十二支とは

年干支・月干支・日干支とは

「干支」は年だけでなく、月・日・時間にも割り当てられており、それぞれ「年干支」「月干支」「日干支」と呼ばれます。

これは、十干と十二支を一定の周期で組み合わせた「干支暦」によって定められています。

この仕組みを理解すると、古来の暦や占い、吉日選びなどにもつながっていきます。

年干支(ねんえと)

「年干支」は、その年の十干と十二支の組み合わせを表します。

たとえば「2025年」は「乙巳(きのとみ)」の年です。

自分の生まれ年の干支を「本命星」や「年男・年女」と呼ぶなど、干支はその人の個性や運勢を見る際にも使われています。

月干支(げつえと)

「月干支」は、1年の12か月それぞれに割り当てられた干支です。

これは、節入り(立春・立夏など)を基準に1か月ごとに変わるため、西暦の月とは少しずれる場合があります。

占いや暦の吉日判断にも活用される、やや専門的な干支です。

日干支(ひえと)

「日干支」は、日ごとに変わる干支の組み合わせで、60日周期で一巡します。

これは「六十干支(ろくじっかんし)」と呼ばれ、古来より暦注(こよみの注記)や縁起、吉凶判断などに使われてきました。

特に、結婚式や地鎮祭などの「良い日取り」を選ぶ際に、この日干支が参考にされることがあります。

まとめ

干支というと「年ごとの動物」のイメージが強いですが、実は十干と十二支を組み合わせた奥深い暦のシステムです。

年だけでなく、月や日、時間にも干支が存在し、古来より人々の暮らしや行事、運勢判断に大きく関わってきました。

干支の知識を少し深めるだけでも、日々のカレンダーや年中行事をより豊かに感じられるはずです。

毎年変わる干支を楽しみながら、古くから伝わる暦の文化に触れてみてはいかがでしょうか。

年・月・日にも干支がある?知っておきたい暦の豆知識 まとめ


ページの先頭へ